MaHoRoBa(マホロバ)は山梨県甲府市の老舗アウトドアショップ「ELK」から生まれた国産サステナブルニットブランド。天然素材ヤク毛を使った日本製ニットは、アウトドアウェアにも日常にも環境にやさしいエシカルファッションです。自然と共生する暮らしを願い、天然素材のニットウェアを発信しています。
ある日、新聞で「洗濯排水に含まれる化学繊維由来のマイクロプラスチックが、海や北極圏にまで蓄積している」という記事を目にし、大きな衝撃を受けました。自信を持って販売してきたフリースが、実は地球環境に深刻な影響を与えていたのです。この現実を知り、「自然に還る素材で、新しいアウトドアウェアをつくりたい」と強く思ったことが、MaHoRoBa誕生の原点です。
そこで出会ったのが、ヒマラヤの厳しい自然に生きるヤク。その産毛は一年にわずか100gしか採れない希少な天然繊維です。ヤクの毛は、外側の硬い毛と内側の柔らかな産毛に分かれますが、私たちはその内側の柔毛だけを丁寧に選び取り、糸へと紡いでいます。そのため、触れた瞬間に広がるぬくもりと柔らかさは、他の天然素材にはない特別な魅力を持っています。さらに、化学染料を使わず「無染色」で仕上げることで、オフホワイトやブラウンなど、自然そのままの色味を楽しんでいただけます。
ヤクニットは、驚くほど軽くて暖かいだけでなく、毛玉ができにくく、日常使いにも適しています。また、ご家庭の洗濯機で洗える手軽さも大きな特長です。アウトドアシーンで頼れる防寒着としてはもちろん、普段の暮らしにも自然になじむシンプルなデザインを追求しています。ラインナップは、定番の畦編みセーター、大判ストール、アームウォーマーなど。いずれも性別や年齢を問わず長く愛用できるアイテムばかりです。
製造は山梨県の老舗ニット工場が担い、職人が一枚一枚丁寧に編み上げています。今や貴重となった国産ニットの生産背景を守りながら、国内ならではの確かな品質と安心感をお届けしています。日本製ならではのクラフトマンシップを継承し、サステナブルファッションとしての価値を高めています。さらに修理対応を含めたアフターサポート体制も整えており、「買って終わり」ではなく「使い続けられる仕組み」を提供することも、MaHoRoBaが大切にしている姿勢です。ヤクの毛は自然由来であるため、最終的には土に還り、地球に負担をかけません。これは合成繊維の衣服とは大きく異なる、環境にやさしい持続可能な選択肢です。
私たちは「自然と共に生きる服づくり」を理念に掲げています。エシカルファッションやサステナブルなライフスタイルを取り入れたい方、国産ニットや天然素材ならではの上質な着心地を求める方へ。MaHoRoBaのヤクニットは、アウトドアウェアとしても日常着としても活躍し、環境配慮と快適さを両立させます。どうぞその温もりを手に取り、未来につながる一枚としてお楽しみください。

